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愛犬のことで今かかえている問題

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われわれが自分たちのサイトで、開設以来(現時点で約1年)続けているリアルタイムアンケートというのがあります。
犬種、 愛犬の性別、愛犬の年齢、飼育環境、愛犬の入手先、愛犬飼育歴、現在の飼育頭数、愛犬に関する出費で多いもの、愛犬の食事にまつわるいろいろなことなどに、アンケート形式で答えてもらっています。

“愛犬の事で今かかえている問題”という設問もあって、現時点で1番の問題は「しつけ」です。
以下、2位「食事」、3位「他の犬との関係」、4位「愛犬の老後」、5位「留守番」、6位「愛犬の病気」、7位「ダイエット/愛犬の体重」、8位「健康管理」、9位「イタズラ」、10位「散歩」(以下略)…と続きます。

1位の「しつけ」に関しては、飼い主さんが群れ(犬も含めた家族)のリーダーになれるかどうかにかかっているという信念を貫き、問題犬の解決を専門にこなすジャン・フェネルというスペシャリストがいます。この人は、基本的に飼い主さんの方に問題があるとし、愛犬が自分をリーダーだと思い込むのをやめさせれば問題は解決するといいます。

こういった「支配性」は、犬の行動の原理と何ら関係がないと断言し、学習理論と行動科学に基づいたしつけ/トレーニングを提唱するのがジーン・ドナルドソンです。
「支配性の理論に基づいた的はずれのトレーニングをずるずると続けても、しつけられていないイヌを作り出すことにしかならない」と、ばっさり「群れの論理」を否定します。科学的な視点と合理性で貫く彼女の意見と実践方法は、小気味よくとても参考になります。

で、ほとほと困っているあなたに、「群れ」を信じるならジャン・フェネル著「犬のことばがきこえる」(ぶんか社文庫)がおすすめ。
「学習理論と行動科学」で、本格的なトレーニングに挑戦する場合はジーン・ドナルドソン著、「ザ・カルチャークラッシュ」(レッドハート刊)の一読を強くおすすめします。それぞれのコマンドごとに幼稚園レベルから大学レベルまでの練習方法が解説されています。

どちらの著作も犬たちに対する愛情に満ちあふれています。

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2007年09月25日 01:24に投稿されたエントリーのページです。

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