生まれてからこのかた、肉なんか食べたことのないイヌたちがいるかもしれないと思ったのは、こんなことがあったからだ。
知り合いの女性が家族の夕食に準備していたユッケを、愛犬が平らげてしまった。
彼女いわく、「生肉なんか食べて大丈夫なんでしょうか?」
話しを聞いてみたら、生肉はおろかドッグフード以外の食事は与えたことがないという。(う〜ん)
たしかにポチのおみやげの愛犬の食事に関するアンケートなんかでも、
約42%の飼い主が「ほとんど市販のドッグフード」だ。
いらぬお世話かもしれないが、
2番目の多数派である約30%の飼い主のように、時々「市販ドッグフード7~8割プラストッピング」
くらいのことはしていただけないだろうか?
市販のドッグフードは総合栄養食とかで、生涯これだけで大丈夫とお考えの飼い主が上記のように大多数を占める。
果たして、AAFCO(米国飼料検査官協会)のイヌの栄養要求量の基準を数値的に満たしていれば、それだけで良いんだろうか?
生食で食物酵素を摂ろう!などと声高にさけぶつもりはないけれど、せめてオオカミの子孫であるイヌたちに、時々、肉と名前のつくものを食べさせても罰は当たらないと思うよ。
■写真/馬のすね肉。撮影時は少しパーシャルだった。あとほんの少しで食べごろになる。