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癌と闘うフラット・コーテッド・レトリーバー

友人のフラット、スクービーが寝たきりになったのは去年の9月、11歳の時だ。左の前足の付け根のあたりにできた腫瘍が悪化したのだ。

ウチでも数年前に、フラットが癌を患い、寝たきりを経験しているので、他人ごとではない。排泄の度に、手製の担架?に29kgの衰弱しきった愛犬をのせて運ぶ作業は、運ぶわれわれもシンドイが運ばれる方も相当苦しかったと思う。このコは看病の甲斐なく9歳でその短い生涯を終えたが、この体験を生かし、PJは外でも家の中でも、どちらでも排泄できるようにしつけた。そして、ドライフードを完全にやめホリスティックなアプローチに切換えた。

去年の暮れに、余命幾ばくもないと宣言されたスクービーは、化学療法のおかげで小康状態を得ることができ、歩けるようにまで回復した。

スクービーの療法は、体重を基に投与量が決まるので、体重の管理が最も大切な仕事になる。食欲がまったくないところに、治療を続けると体重が減る。体重が減ると投与量も減り、投与間隔も空くので治療にも影響する。28kgあった体重が22kgになった。いかに食べさせるかが最大の課題だ。

イヌたちは、病気になると、ほとんど何も食べなくなるのが普通だ。これは、なにも摂らないことで体内を浄化し、消化のためのエネルギーを回復に使うためだと考えられている。

案の定、まったく食べなくなったので、何度かのモニタリングでスクービーに好評だった「どら弁ポチ/赤鶏と野菜のスープ煮」をあげた。これが呼び水になったのか食欲が少し回復した。時々食べなくなると、またあげる。

腫瘍は炭水化物をエネルギーにして進行するので、食事中の炭水化物を減らし、脂質とタンパク質を増やし、癌細胞の増殖を抑える食事療法を獣医師の進める化学療法と併用するのがベストだ。

大好きな散歩も復活して、きょうは近所の公園でPJと遊んだ。毛並みも艶やかで生活の質は維持されているようだ。

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2008年05月04日 14:25に投稿されたエントリーのページです。

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