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避妊や去勢手術で悩むことなんかない

検討中の方は尻込みするかもしれないけれど、わが愛犬の避妊手術直後の写真だ。
1歳5カ月で行ったのだが、6カ月齢以降であれば、早ければ早いほど、将来、婦人(犬)科系の病気にかかるリスクが少なくなると言われている。

イヌの避妊(不妊)手術や去勢手術には賛否両論あるようだが、繁殖の予定がなければ迷わず手術することをおすすめしたい。

理由は2つある。
その1。不幸なイヌをなくすこと。

ヒートが始まるや否や、匂いを嗅ぎつけどこからともなく雄イヌが毎日通って来る。
準備万端の雌イヌは、スキあらば男のもとへ飛んで行こうと考えている。家出して一晩帰ってこなかったりすると、もう最悪だ。

ウチは大丈夫などとお考えのあなた、それは甘い。イヌの本能は、飼い主のほんの一瞬のスキも見逃さない。

その結果、望まれずに生まれてきたイヌたちの行く末は、動物愛護センター経由の殺処分だ。

可愛い子イヌだから、誰かが引き取ってくれるかも、などというのは妄想だ。
ネットを利用したり、ペットショップにお願いしたり、さんざん手を尽くしても、もらい手がなければ、自分ちで育てるか、最寄りの動物愛護センターにゆだねるしか方法はない。

知り合いに、そんなふうにして生まれた柴系のミックスをすべて育てている人がいる。母イヌも含め全部で6頭。ラブのように多産系でなくてよかったとも言えるが、これは悲惨だ。
必死にもらい手を探したけれど、運悪く見つからなかった。でも、この人はえらい。頭が下がる。

その2。もちろん健康のことだ。
きちんと機能している臓器(卵巣・子宮と精巣)を摘出するわけだから、むしろ体に悪いのではという意見もある。人間が生き物の生命にそこまで介入する権利はないという人もいる。

でも、将来発生する生殖器系の癌や子宮蓄膿症のリスクが劇的に減少する。

ただでさえイヌの病気が増え続けているいま、手術することのメリットは、手術したことによるデメリットをはるかに超えている。

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2008年06月21日 11:11に投稿されたエントリーのページです。

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