PJ: 生まれて初めての川遊び、
どうだった?
パセリ:せっかく行ったのに、泳げなくて、
つまんなかったです。
PJ: エーッ?
パセリ:リードのせいで、
何もできなかったし。
PJ: きょうの川は、流れがきつくて、
パセリじゃ危ないからって、
ノーリードにしなかったんだよ。
パセリ:いつもは、流れって、あんなに
きつくないの?
PJ: そうだね。
ふだんなら川の真ん中まで、軽く歩いて
行けるけど、きょうは、立ってるのも
大変だったしね。
パセリ:ふーん。じゃ、流れがなければ
パセリもノーリードで遊べる?
PJ: きょうは、特別。いつもは、
好き勝手に遊ばせてくれるよ。
パセリ:PJさんは、きょう、泳いだんですか?
PJ: 向こう岸へ泳いでいこうと思って、
何回かトライしたけどね。
パセリ:じゃ、流されたの?
PJ: まあね。ちょっとね。
でも、バレないようにしてたんだ。
パセリ:どうしてですか?
PJ: だって、バレたらリードでパセリ
みたくつながれて、何にもできなく
なるからね。
パセリ:うんうん。
PJ: われわれみたいに、海で漁師の
手伝いをしてた犬種が、溺れたり
したら、カッコつかないよね。
パセリ:きょう着せられたベスト、
キュークツでした。
PJ: ああ、ライジャケね。
パセリ:ライジャケって、何ですか?
PJ: ライフジャケットのこと。
救命胴衣だよ。
パセリ:ふーん。ライジャケって、
いつ外してくれるんですか?
PJ: ある程度、泳げるようになってから。
パセリ:PJさんも、そうでした?
PJ: われわれラブは、最初から
泳げるようにできてるから、
そんなもの関係ないの。
パセリ:じゃあ、最初からライジャケなし?
PJさん、スゴイ!
PJ: まあね。それほどでもないけどね。
パセリ:でも、パパが、これはPJのだから、
どんなに小さく調節しても、
パセリには、やっぱぜんぜん大きい
ねって、言ってました。
PJ: ああ、あれね。
パセリ:PJさんも、着てたんですか?
PJ: せっかく買ってくれたんだし、2・3回
着てあげないと、悪いじゃん。
まあ、一種のファッションだね。