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食べることで健康になる生フード。〈朝食編〉

愛犬の食餌係が旅行に出かけたため、いつもは
指示だけしてればよかったが、自分で作るはめに
なった。

うすうす気づいていたけれど、はっきり言って、
かなり面倒。

わが家の犬たちは、朝と晩でメニューが違う。
まずは、朝食の準備から。

そもそも朝食と夕食で違うってどういうこと?

基本1:犬の消化系は、強酸性の胃酸と短い
消化管が特徴。

基本2:酵素が重要な役割を果たしている。
酵素には、犬の体内に最初からある消化酵素と、
生の食物から得られる食物酵素の2つある。

で、食物を肉と、それ以外の2種類に分けると
それぞれにマッチした消化酵素だけ使えて
効率が良い。結果、胃腸の負担が軽くなる。

簡単に言うとそんなとこだ。

急性胃拡張や胃捻転のリスクを回避するために
別々に与えるとよいと言われたこともあった
けれど、今は違うようだ。

それでは、本日の朝食。2頭分。

写真手前から時計回りに、穀類、発酵野菜、
卵(殻も)、野菜のピューレ、ケフィアと糖蜜、
根菜、中のカップはオメガ6系のオイルだ。
各種ビタミンもそれなりに。

穀類を極力少なくし、その分、根菜類が多め。
卵は生。殻は5分くらいゆでて消毒して粉砕。
1個分の殻で、約1,800mgのカルシウムだ。

卵をあげない日は、PJにはアミノ酸のサプリを
追加。パセリにはなし。

野菜は、一番上の写真のありあわせの材料を
ミキサーにかけた。
そうすると、濃いめの“青汁三昧”ができる。

以前は、フープロで、2週間分とか作って
小分けしていたが、最近は一回ごとにミキサー。
その方が気楽だし、前の日の残りの野菜とかを
その日の気分で与えて、種類も多くなる。
ピューレ状なので消化にもよろしい。

基本3:そもそも、犬は野菜を消化できない。

ではその分の栄養は、どうしてたのか?

犬の祖先の狼や野生の犬たちは、獲得した
獲物の腸の、消化されかけた腸内残存物から
野菜の栄養を摂っていた。

というわけで、毎朝、カミさんが獲物の腸を再現
してるけれど、これがけっこう面倒。
やってみて、初めて分かった。時間かかりすぎ。

それも楽しみのうちという御仁も
いるかもしれないが…。


▲見た目は全然おいしそうじゃないPJの朝食。

もっと簡単で、食べることで健康になる。
だれでも(出勤前に)ヒョイとあげられる。
そんな生フードが、必要なんだよね。

あすは、夕食について。

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2010年04月09日 13:52に投稿されたエントリーのページです。

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