鶏の骨
オーストラリアの獣医、Dr.ビリングハーストはその著書〈Give Your Dog A Bone〉の中で、“生の肉付き骨”を食餌全体の60%与えるべきで、そのうちの80%は手羽が良いといい切っています。熱を加えない生の鶏の骨は縦に割れたり裂けたりしないので危険ではないということのようです。逆に加熱した鶏の骨は砕けやすく、齧った時に縦に裂けて鋭利な形になり、消化器に突き刺さる可能性があるので、危険な食品に分類されています。しかし、「食べ物は加熱したら柔らかくなって消化が良くなるのは当たり前」という理由で、鶏の骨は何ら問題がないという発言も時々見かけます。