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ドッグのフード アーカイブ

2010年05月24日

生フードについて考える 4
穀類っていいの?悪いの?

穀類を愛犬に与えている方、与えたい方は、ぜひお読みください。


犬や猫に穀類が必要かどうかというのは、欧米の動物の栄養学の専門家の間でも、長い間、論議の的になっている。

穀類不要派と必要派のそれぞれの言い分を比べてみた。


●アミラーゼについて

穀類不要派:
犬の唾液には、穀類を消化する酵素であるアミラーゼが含まれていないので、穀類は不要。

穀類必要派:
犬には、穀類をすりつぶす歯がない。したがって犬の消化系のスタート地点は口ではなく胃で、唾液にアミラーゼは不要。



Photo: 玄米のおかゆをミキサーで粉砕。
おかゆのままだと胚芽等が消化されない。


●消化の問題

穀類不要派:
犬は草食動物の3分の1という短い消化管しか持ち合わせていないので、穀類がうまく消化できない。そのため、未消化や不完全消化の穀類は大量の軟便になる。一方、穀類なしの便は、完全に消化されるので量も少なくちょうどいい硬さだ。

穀類必要派:
狼を始めとする野生の肉食獣は、捕獲した草食動物の内臓を最初に食べる。その中には穀類や野菜の栄養価が十分吸収されるようほど良く消化された内容物を含む腸がある。


●栄養学的なこと

穀類不要派:
長期間、穀類抜きの食餌だけを続けた犬の血糖値が正常だった。もし炭水化物が必要であれば、内臓や野菜からも摂取できる。消化できない穀類は免疫系等を弱体化させている。

穀類必要派:
炭水化物は消化管で吸収され、グリコーゲンとして肝臓に蓄積されるが、これが正しく使われるとタンパク質がエネルギーに変わることを防ぎ、グリコーゲンとして蓄積されたものがタンパク質の代謝を調整する。中枢神経や脳にも必須で、炭水化物がないとタンパク質と脂肪がエネルギーに変換されるので、免疫力が弱まる。



Photo: オートミールのおかゆ。オートミールは酸性。
中性の玄米と組み合わせることが多い。
他に、大麦、ソバ、キビなどがいい。


●アレルギー問題

穀類不要派:
穀類に含まれるグルテンが、免疫器官を刺激してアレルギーや皮膚疾患を引き起こす。

穀類必要派:
穀類を与える場合、火を通しておかゆ状にするが、このような状態の穀類は、炭水化物、食物繊維、鉄、ビタミン、ミネラルの他に多様なアミノ酸を含むとてもよい栄養源だ。ノングルテンの穀類を使用すれば何ら問題はなく、大切な栄養素を逃すこともない。


●フィチン酸

穀類不要派:
発芽玄米などに含まれるフィチン酸が、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルと結合し、吸収阻害を引き起こし、その栄養価を十分に利用できない。

穀類必要派:
大量に摂らなければ、フィチン酸にはデトックス(毒素排除)作用や免疫活性作用がある。

というわけで、穀類/炭水化物摂取については賛否両論がある。


以下は私見。

コスト
1日の給餌量が体重の5〜3.5%前後の大きめの小型犬や中型以上の犬種に、穀類抜きで肉主体の食餌を与え続けるのは、経済的に負担が大きい。多頭飼いならなおさら。

だから、少量ならまったく害がない穀類を、愛犬の食餌にうまく取り入れればコスト面でのメリットが非常に大きいといえる。


わが家では
穀類不要派と必要派の言い分はどっちもどっちという感じ。

なので、不要ではないけれど、大量に摂る必要もないという風に解釈し、2種類のおかゆ状の穀類をミックスして、一定の範囲内で適当に与えている。


注)癌細胞は増殖のために炭水化物をエネルギーにする。したがって、犬の癌の食事療法では炭水化物を削減する必要がある。高脂肪、高タンパク、低炭水化物の食餌で、腫瘍をエネルギー不足にさせるのが狙いだ。


「生フードについて考える」は、
下記の順番で掲載予中です。
1: そもそも“生フード”って何?
2: “生”のメリット・デメリット
3: 生骨って何のこと?
4: 穀類っていいの?悪いの?

次回は↓
5: どのくらいの量を与えるの?

2010年05月17日

生フードについて考える 3
生骨って何のこと?

いつになく真剣に書いてますよん。

生肉中心の食餌で大切なことは、リンとカルシウムのバランスを1:1〜2の比率に保つこと。生肉に大量に含まれるリンが、体内のカルシウムを消耗するので、カルシウムを十分に摂取する必要があるためだ。通常は、全体の10%程度の生骨を与えることになる。

与え方としては、粉砕した骨を生肉に混ぜる方法が簡単。ただし、粉砕骨が入手できない場合は、鶏の手羽先、柔らかい鶏や鴨の首、もしくは馬のアバラ軟骨がおすすめ。これなら仔犬や小型犬、骨が不慣れな犬にも向いている。



Photo: ご存知、手羽先。
どうしても菌が心配なら、リンゴ酢に浸してから与える手もある。
臭いがキツくなるけれど、抗菌作用に加えて、食品からの摂取がむずかしいトレースミネラルの補給にもなるので、一石二鳥!


鶏の骨は縦に割れ、のどや胃に刺さって危険だという意見も根強いが、加熱せず、生で与える限り安全。特に手羽先は、パッドに包まれているので危険はない。



Photo: 鴨の首、通称「鴨ネック」をミンチしてみた。
軟骨なのでそのままでも与えやすい。「鴨ネック」は、骨より肉が多いカモ?


便が白くなったり、白くて硬い便が出たりするのは、骨の与えすぎなので注意。

食餌以外に、生の骨を1週間に2〜3回与えることも大切。前述のとおり、粉砕骨や軟骨で必要な量のカルシウムが摂取できるが、それに加え、犬の本能を刺激する特別なごちそうである生骨を与えることで生じる、下記のメリットも見逃せない。



Photo: 馬のアバラの軟骨。これも柔らかいので初心者(犬)におすすめ。
これは、どこの馬の骨かというと、会津の馬の骨。


1: 生の骨をかじることにより、歯垢や歯石のないきれいな歯が維持できるとともに、歯や歯ぐきの疾患を予防し、あごを強化することができる。

2: かじる本能が満たされ、幸せな気持ちになるため、ストレスから解放され、犬のQOL/生活の質も向上する。


あまりかじらず、飲み込む癖のある中型犬、大型犬には、膝関節部分の骨がおすすめ。この骨なら、とても硬く簡単に砕けないため、飲み込むことはない。牛の骨を与える場合は、汚染の可能性が少ない仔牛の骨を。


「生フードについて考える」は、
下記の順番で掲載中です。
1: そもそも“生フード”って何?
2: “生”のメリット・デメリット
3: 生骨って何のこと?
4: 穀類っていいの?悪いの?
5: どのくらいの量を与えるの?

2010年05月08日

生フードについて考える 2
“生”のメリット・デメリット

生フードを与えることのメリット

1: 市販の調理/加工されたフードは、加熱されることで成分が損なわれる。非加熱の生フードなら、原材料に豊富に含まれる栄養素、微量成分の損失がなく、天然素材の持つ“生命エネルギー”を丸ごと摂取できるので、自然治癒力が高まり、健康なからだを作る。

2: 体内にある酵素と、生の食物に含まれる酵素とで、消化システムが正常に機能し、効率的に食物を分解するため、臓器の負担が減り、結果的に病気を予防することになる。

3: 肉副産物、化学調味料、化学保存料、合成着色料のない、ヘルシーで安全な食餌を与えることができるので、持続的な健康が得られる。



Photo: パセリもPJも、“生”に目がない。


生フードを与えることのデメリット

1: 生肉や骨、内臓の臭いと触感、保存スペースの確保など、一般的な市販のフードほど、扱いが魅力的ではない。

2: 骨のカット、野菜の粉砕、解凍、使用した調理器具の洗浄などに、ほんの少し時間と労力を要する。

上記の2点が短所だ。この点さえクリアできれば、犬のQOLが向上し、健康ではつらつとした愛犬と暮らすことができる。



Photo: パセリは、ブリーダーが“生教”なので、離乳直後から生ひとすじ。


生フードを与える場合の条件として、健康診断のために、年1回以上、血液検査を受けた方がいいかも知れない。自家製レシピで与える場合の栄養の偏りを調べるための、言ってみれば保険のようなものだ。

コストは、市販のプレミアムフードと同レベルか、それ以上の場合もあるかもしれない。最初、気合いが入りいろいろ購入しすぎたりするが、慣れてくると、家族の食事の一部を流用したり、付加物などの工夫もできるようになるので、ある程度抑えることもできる。また健康になることで確実に医療費も減るので、総じて、他のフードにくらべ割高ということはない。



Photo: PJの得意技、鴨ネックの早喰い。


食材の保存スペースとして専用冷凍庫があると便利だ。犬のサイズによっては冷蔵庫の冷凍室でもOKだが、材料をまとめ買いしたり、大量に下処理をして効率アップを図る場合は必須だ。


「生フードについて考える」は、
下記の順番で掲載します。
1: そもそも“生フード”って何?
2: “生”のメリット・デメリット
3: 生骨って何のこと?
4: 穀類っていいの?悪いの?
5: どのくらいの量を与えるの?

2010年05月05日

生フードについて考える 1
そもそも“生フード”って何?

犬のからだや消化の仕組み、食性にマッチした、生肉中心の食餌が“生フード”だ。生肉、生骨、生の内臓、生の野菜、付加物を原材料とし、その割合は、生肉・内臓・骨75〜90%、野菜10〜25%とか、生肉・骨60〜75%、野菜・内臓25〜40%だったりする。生食という言い方もある。

これに穀類を加えるかどうかは、現在も論議の的だ。野菜も、便宜的に“生の野菜”と記したが、ジャガイモ、サツマイモなど、ゆでないと与えられない野菜もある。


Photo: 生フードの一例。
2.5cm角のキューブの中に生肉、内臓、骨、血が入っている。


そもそも生フードとは、その進化の過程のほとんどを生ものだけ食べてきた、犬の直近の祖先である狼の食餌を手本にしようという考え方に基づいている。だから、カタチとしては、狼や野生時代の犬が獲物の草食動物から得ていた肉、骨、内臓、血、腸内残存物を、それぞれの想像力や思惑、利便性を考慮して再現したものになる。

単にボウルに肉や骨などの塊と付加物を放り込んで与えるプリミティブなやり方から、市販のものならペースト、パテ、プレート、キブル(粒)タイプからフリーズドライまで、さまざまなスタイルがある。

いずれにしても、高動物タンパク質、低炭水化物の、生肉中心の食餌、それが“生フード”だ。

野菜や穀類については、別項で触れるが、獲物の腸内には植物や果実、穀類が未消化で残っていて、これを食べることで食物繊維や、炭水化物を消化しやすいカタチで摂取していたという説に基づき、非常に細かく粉砕して加えるか、発酵野菜にして加えたりする。


Photo: 野菜は同じようなキューブだが、食材の割合を変えたり、
朝晩で与える内容が変えられるよう、別売になっている。


犬は肉食ではなく雑食という意見も根強いが、犬が本来何を食べてきたのか、あるいは何を食べるべきなのか、いわゆる犬の食性は、次のことからも説明できる。

1: 人間や草食動物と違い、穀類や植物をすりつぶす臼歯の代わりに、肉を噛み切り、骨を噛み砕く尖った臼歯(裂肉歯)や顎が発達している。

2: 動物の腐肉などから有害菌がからだに入っても、pH1の強酸性の胃酸で対処できる。

3: 犬の唾液にはアミラーゼ(デンプン分解酵素)が含まれていないため、穀類、イモ類の消化は苦手。しかし、生肉、生骨なら消化酵素や食物に含まれる食物酵素で効率よく分解できる。

4: 穀類や食物繊維の多い野菜を長い腸でゆっくり消化する草食動物と違い、長く留まると腐敗しやすい肉を短い腸管で短時間に消化。(生肉なら4〜5時間、乾燥フード16時間。)有害菌は問題を起こす前に排出する。

というわけで、肉食の犬が本当に食べたいと思っている、生の、つまり天然の肉や骨などから栄養を摂取する食餌、それが“生フード”ということになる。


「生フードについて考える」は、
下記の順番で掲載予定です。
1: そもそも“生フード”って何?
2: “生”のメリット・デメリット
3: 生骨って何のこと?
4: 穀類っていいの?悪いの?
5: どのくらいの量を与えるの?

2010年05月03日

生肉や生骨を与えたいけれど
サルモネラ菌や寄生虫が心配という方へ

生の肉、骨、内臓を主体にした食餌を推奨すると、サルモネラ菌、大腸菌、寄生虫を心配する人がとても多い。

しかし、犬の食餌用とはいえ、基本的に人の食材を使用するので、ふつう入手できる肉や骨、内臓は、正規に屠畜され、食肉加工の許可のある所で処理されたものなので、ほとんど問題はない。


Photo: 馬の生肉、内臓、骨セット。ちなみに、右端のベージュのしわくちゃは肺で、これだけは湯がいてある。生なら真っ赤。肺の左の上段は心臓、中段が腸、下段は肝臓。


もう一つ重要なこと。それは、免疫機能が低下したり、腸内環境が衰弱していない健康な犬であれば、消化の仕組みが生肉などの細菌に最初から対処できるようになっているという事実。

すなわち、さまざまな病原菌がからだに入っても、犬はその強酸性の胃液で対処するとともに、短い腸管のおかげで病原体が問題を引き起こす前に排出されるようになっている。

最新のDNA鑑定により、犬が狼から分岐したことが分かっている。この狼の時代のずっと以前から、犬の祖先は百数十万年もかけて、生肉、生骨等にあわせ、その消化系を進化させてきたのだ。

生肉、生骨、内臓メインの食餌は、元はと言えば、犬の祖先である狼や野生の犬の食餌を手本にしたもので、本来肉食である犬たちにとって、まったく自然な食品であることに疑う余地はない。

欧米では、生肉、生骨、生の内臓のフードを30年以上にわたって実践する研究者、ブリーダー、獣医師、そして一般の多数の飼い主から、まったく問題が発生せず、むしろ健康状態が改善するという証言が多数報告されている。

生肉、生骨、生の内臓は、持続的な健康が得られる犬の食餌として、日本以外の犬好きの多い国では、完全に市民権を得ているスタイルなのだ。

PS. 実際には、上記の他に、野菜やフルーツ、オイル等も必要で、全体の割合が微妙。その辺は、いずれまた。

2010年04月10日

食べることで健康になる生フード。〈夕食編〉

きょうの夕食。

生肉、レバー、タラ肝油、リンゴ酢、ビール酵母、
にんにく、生の骨、小麦胚芽、ふすま、ハーブ。
これらをPJとパセリの体重に合わせて準備。

本日は馬肉。
PJは400グラム、パセリが300グラム。

Q 何で生肉なの?

A 犬の消化の仕組みは、酵素にしても、
構造にしても、生肉で、すべてうまくいくように
できている。

犬の消化時間の研究というのがあって、生ものなら
4〜5時間、半生9時間、ドライは16時間で胃を
通過し腸管に入るらしい。
要するに、生肉、生骨なら、即、消化・吸収される
ため、他の臓器に負担がかからない。

犬は、祖先の狼の時代から110万年もかけて、
からだが生肉用に進化してきたわけで、
今さら、人間の都合で変えられない。

どう考えても、生肉がベスト。
しかし、生肉は取扱いが厄介だ。

上の写真のトレイの奥に赤身のかたまりが見える
けれど、これを一口大にカット。前日、冷凍庫から
冷蔵庫に移しといて、パーシャルになったところで
の作業だ。(下の写真)


▲パセリ用馬肉ステーキ。やや薄切り。

中型犬クラスであれば、手羽ならカットの手間は
省ける。最近は、馬肉のいろんな部位をダイス状に
バラ凍結したものが販売されているが、あれは
いい。

カットは、タイミングもむずかしいが、相手は
生肉だから、作業に使った包丁、まな板なんかの
調理器具も、きちんと洗浄しなければいけない。
シンクも。

馬肉はまだしも、鶏肉ならサルモネラとかの恐れが
あるから洗浄というより消毒に近い。

これは、むろん人のためであって、
犬たちはには、ぜんぜん関係ない。

それは、こういうことだ。

基本4:犬の消化系は、仮にサルモネラ菌だとか、
大腸菌だとか、寄生虫だとかに感染したとしても、
強酸性の胃酸(pH1)で対処できる。

基本5:腸管が短いから、問題が起きる前に
病原体が排除されてしまう。

なので、免疫機能が低下して、腸内環境が
衰弱した犬でない限り、まったく問題ない。

でも、いくらお犬様のためとは言え、
もとい、飼い主様の安全のためとは言え、
毎日、消毒というのもしんどい。


▲骨の髄に微量栄養成分が詰まっている。

もう一つ、生肉を与えたら生骨も必須で、
多すぎても、少なすぎてもダメ。

基本6:生肉に含まれるリンは、体内のカルシウム
を消耗する。

だから、リンとカルシウムのバランスを適正に
保つために、カルシウムの豊富なレシピにする
必要がある。

その他に、内臓を与えて微量栄養素を強化したり、
オメガ3/αーリノレン酸という脂肪酸を確保したり
フツーの飼い主さんには面倒なことが多い。

面倒なことが一切なくて、手軽に与えられ、
食べることで健康になる…。
そんな生肉主体のフード、開発中。乞うご期待。

2010年04月09日

食べることで健康になる生フード。〈朝食編〉

愛犬の食餌係が旅行に出かけたため、いつもは
指示だけしてればよかったが、自分で作るはめに
なった。

うすうす気づいていたけれど、はっきり言って、
かなり面倒。

わが家の犬たちは、朝と晩でメニューが違う。
まずは、朝食の準備から。

そもそも朝食と夕食で違うってどういうこと?

基本1:犬の消化系は、強酸性の胃酸と短い
消化管が特徴。

基本2:酵素が重要な役割を果たしている。
酵素には、犬の体内に最初からある消化酵素と、
生の食物から得られる食物酵素の2つある。

で、食物を肉と、それ以外の2種類に分けると
それぞれにマッチした消化酵素だけ使えて
効率が良い。結果、胃腸の負担が軽くなる。

簡単に言うとそんなとこだ。

急性胃拡張や胃捻転のリスクを回避するために
別々に与えるとよいと言われたこともあった
けれど、今は違うようだ。

それでは、本日の朝食。2頭分。

写真手前から時計回りに、穀類、発酵野菜、
卵(殻も)、野菜のピューレ、ケフィアと糖蜜、
根菜、中のカップはオメガ6系のオイルだ。
各種ビタミンもそれなりに。

穀類を極力少なくし、その分、根菜類が多め。
卵は生。殻は5分くらいゆでて消毒して粉砕。
1個分の殻で、約1,800mgのカルシウムだ。

卵をあげない日は、PJにはアミノ酸のサプリを
追加。パセリにはなし。

野菜は、一番上の写真のありあわせの材料を
ミキサーにかけた。
そうすると、濃いめの“青汁三昧”ができる。

以前は、フープロで、2週間分とか作って
小分けしていたが、最近は一回ごとにミキサー。
その方が気楽だし、前の日の残りの野菜とかを
その日の気分で与えて、種類も多くなる。
ピューレ状なので消化にもよろしい。

基本3:そもそも、犬は野菜を消化できない。

ではその分の栄養は、どうしてたのか?

犬の祖先の狼や野生の犬たちは、獲得した
獲物の腸の、消化されかけた腸内残存物から
野菜の栄養を摂っていた。

というわけで、毎朝、カミさんが獲物の腸を再現
してるけれど、これがけっこう面倒。
やってみて、初めて分かった。時間かかりすぎ。

それも楽しみのうちという御仁も
いるかもしれないが…。


▲見た目は全然おいしそうじゃないPJの朝食。

もっと簡単で、食べることで健康になる。
だれでも(出勤前に)ヒョイとあげられる。
そんな生フードが、必要なんだよね。

あすは、夕食について。

2009年11月04日

PJとパセリの夜ごはん

PJとパセリの主食は生肉と骨。

本日のディナーは馬のスネ肉。
PJは400g、パセリが300g。
夜は肉、朝は野菜+穀類のミックスが基本。

PJとパセリの夜ごはん”と
PJの鴨ネックタイム”の2本、
YouTubeにアップしました。

2009年09月27日

パセリの朝ごはん


本日は、在庫切れにつき糖蜜なし。
オートミール、玄米、野菜、ケフィア、
オイル、ビタミン類はいつも通り。

パセリの場合、朝は90g程度。

2009年09月07日

PJとパセリもおすすめ
馬の生アバラ軟骨

馬のアバラの後肢側の生骨は
超柔らかく、適度に肉も付いていて、
BARF(Bones and Raw Foodー
骨と生の食べ物)派以外の方にもオススメ。

生骨グルメのPJとパセリも大絶賛。

2009年01月12日

アボカドの毒に気をつけて

去年の暮れ朝日新聞に「酒、チョコ、ナッツ…ペットには毒」という記事が掲載された。
パーティーシーズンを前に、食べ残しをペットにやらないでとの全米動物愛護協会/ASPCAの警告を紹介したものだ。

記事には、愛犬家にとっては常識ともいうべき、イヌに与えてはいけない食品が列挙されているが、やや意外なのがアボカドかもしれない。


2008年12月24日付けの朝日新聞の記事 (クリックで拡大)


アボダームという比較的ポピュラーなドッグフードがあるが、これはアボカドの果肉を主原料に加えて、アボカドに含まれるアボカドオイルでの体質改善をセールスポイントにしている。

アボカドオイルには必須脂肪酸のオメガ6(リノール酸)が10〜40%含まれ、コレステロールを下げ、アルカリ性の体質を維持する働きがある。
実際にアボダームを与えると毛艶がよくなったり体臭が改善されたりするのは事実だ。

【ポチのおみやげ】が飼い主さんに聞いたリアルタイムアンケートでは、アボダームは69ブランド中9番目の人気だ。

このフードとアボカドの関係について、輸入元からのニュースリリース等がないところを見ると、特に問題はないのだろう。

わが家の先々代のラブたちは一時期、アボダームを主食にしていたことがある。
お恥ずかしいことながら、当時はイヌの食事に対する問題意識が希薄だったせいで何も感じなかったが…。


で、ASPCAのサイトに行ってみると、“ペットの毒”の項目に“ペットに与えてはいけない人用食品トップ10”というコーナーがあって、アボカドに関し下記の記述がある。

 アボカドの葉、果物、種と皮にはペルシン(Persin)がふくまれていて、
 犬は嘔吐と下痢を引き起こすことがある。
 鳥と齧歯類は、特にアボカド中毒に敏感で、(中略)少量の摂取で致命的になる場合がある。


最近多い愛犬の手作りごはんのレシピ本でも、アボカドは栄養価の高い果物としてとりあげられていたりするので注意が必要かも。

本日のPJとパセリの晩ご飯:
馬肉、レバー、ビタミンC、タラ肝油etc.
表面の粉末は、小麦胚芽&ふすま、ビール酵母、海草、ハーブなど。

朝食は穀類、野菜、殻付き生卵など。おやつに生骨。

上のASPCAの“トップ10”では、生肉、生卵、生の骨は厳禁ということになっている。

2008年08月20日

PJとパセリの会話
「半断食について考える」

パセリ: PJさん、この間やった半断食ってなに?

PJ:   1週間に1回、夕食を抜くことだね。

パセリ: なんでそんなことするの?

PJ:   われわれの祖先のオオカミは、野生動物で、常に食べものに
     ありつけたわけじゃないから、それを再現してるらしいよ。

パセリ: ふーん。それで、なんかいいことあるんだ。

PJ:   食べないことで、からだが浄化され、バランスが整い、免疫や
     自然治癒力が高まって、健康で長生きできるんだって。
     分かった?

パセリ: ぜんぜん分かんないけど、つらそうだったね。

PJ:   最悪だよ。前の晩から肉なしで、カッテージチーズだけ400gも
     食べさせられて、次の日、軽い朝食はあるけど、空腹で死にそうになるよ。

パセリ: 死にそうになるんだったら、からだに悪いような気がするけど。

PJ:   断食はイヌの臓器に光を与えるとかなんとか言っちゃって、
     最大の楽しみの食事を奪われたら、臓器には光が与えられるだろうけど、
     目の前は、真っ暗だっちゅうの。

パセリ: パセリもするのかな?

PJ:   7カ月以下のチビと12歳以上のシニア犬はやらないんだ。

パセリ: よかった。

PJ:   この苦しみは、猿から進化した人間も味わうべきだと思うね。
      特に、メタボ気味のパパとママはね。

2008年07月26日

ビタミンC不足の愛犬の行く末について考えてみた

数日前、わが愛犬の奥歯の内側が黒っぽく汚れていることに気がついた。

ほとんど毎日、骨をあげているので、磨かなくてもきれいで清潔な歯のはずだし、寝る前の歯磨きだって、このところ欠かしたことはない。

歯や歯ぐきの健康のポイントはビタミンCだ。
PJには朝晩200mgづつ与えることになっているけれど、あまりにも微妙な量なので目分量で超テキトーにやっている。
これが問題かも。

調べてみると、どうもPJの体重なら確実に1回250mg以上は必要らしい。

ビタミンC不足が続けば、パイレーツ・オブ・カリビアンの海賊たちのように、前歯なんかがが真っ黒になって先細りになってしまうかも知れない。(オソロシイ)

ジョニー・デップだけは白い歯に金歯4〜5本。ということは、おそらくビタミンCは不正な手段で確保していたものの、でたらめな生活がたたって虫歯になったものと思われる。

新鮮な野菜やフルーツをまったく口にできなかった海賊みたいに壊血病を患って、歯が真っ黒なイヌというのはかなり悲惨だ。

というわけで、まずはきちんとビタミンCを与えて様子を見てみよう。

PS.
ビタミンCを意識したわけではないのだけれど、最近のブームは夕張メロンだ。
これがまた、骨や肉のように、ほんとうにおいしそうに食べる。
きょうで4連チャンだ。

2008年05月28日

下手な手作り食は最悪のペットフードと
同じくらい有害だという意見

つい最近、身近なイヌたちが、1頭は腎臓病、1頭は癌で逝ってしまった。
去年も、その前の年も、友人や知人が病気でイヌを亡くしている。
わが家の歴代のイヌたち(写真)も、ことごとく病気で逝っている。

まわりを見渡して天寿を全うしたと思われるのは、先日20歳で死んだ知り合いの猫だけだ。かつては馬は25年、猫は20年、イヌは15年といわれていたらしいが、そんなに長生きしたのはこの猫しか知らない。
と、ここまで書いたところで報告が…。ウチのスタッフのオバサンちの猫は26歳!で、この3月に昇天したそうな。猫、恐るべし。
なのにイヌたちはどうしたことか?

「手作りの食事は上手に作られていない場合には多くの低品質のペットフードと同じくらい有害です。」
オーストラリアの補完獣医療のパイオニア、バーバラ・フジェールは、著書の中でこう断言している。
食事こそがイヌの健康と幸せのための最優先事項というのは理解しているつもりだったが、下手な手作り食は最悪のペットフード同様、有害!と言い切っているのがすごい。

・環境によるストレス
・遺伝等先天的なもの
・無理な繁殖
・過剰なワクチン接種
・感染
・運動不足
など、病気の原因はいろいろ考えられる。

しかし、栄養不足こそ最大の原因とする専門家は多い。
すなわち栄養状態の不良により、免疫系の能力が低下し、本来動物に備わる自然治癒力が極端に減少しているとの指摘だ。

“ペットが死ぬ食べ物”©byアン・N・マーティンじゃないけれど、汚染された原料や廃棄物で作られているというペットフードの恐ろしい話しを耳にする機会も多くなった。もちろん真剣に作っているメーカーも数多く存在する。

“有害”といわれるフードを食べているからか、通勤途中にあるペットクリニックは問題を抱えたイヌや猫たちで、今日もあふれかえっている。

ドライフードであればほんとうに良質なものにサプリメントを加えたり、手作りならばイヌたちが喜んで食べる生命力にあふれた生のものを取り入れたり、栄養バランスの整った“有害”じゃないフードを与えて、病気のリスクを低減させることは飼い主の責任だ。
とは言うものの、簡単ではない。

2008年04月04日

ヒトもイヌもオメガ3・6・9なのだ

パラノイアが多いことで有名なPというクルマは、オイルを代えただけでエンジンの調子があきらかに良くなったり、悪くなったりする。エンジン音も変わる。
ヒトもイヌも同じだという説がある。化学溶剤を使わずにきちんと絞った油なら不純物もないので、体にいいというわけだ。

さらに、とりすぎで生活習慣病のリスクが高まる飽和脂肪酸は控え、一価不飽和脂肪酸のオレイン酸(オメガ9)や、多価不飽和脂肪酸のαリノレン酸(オメガ3)やリノール酸(オメガ6)をバランスよくとることが大切と、偉い人は言っている。

写真のえごま油や亜麻仁油(フラックスシードオイル)は、必須脂肪酸と呼ばれ体内で重要な役割を果たす多価不飽和脂肪酸を多く含むオイルだ。
どのくらい重要かというと、この脂肪酸は体のほとんどの機能を支配しているプロスタグランディンというホルモン様物質の元になっていて、そのプロスタなんとかの発見者は、これ一発でノーベル賞を受賞したくらいにすごいのだ。

青魚に含まれる多価不飽和脂肪酸は、おなじみのEPA、DHAで、これは頭がよくなると言われている。さすがノーベル賞もののオイルだ。(ホントは、脳の働きが活発になるらしいけど…。もっともっと、とらないと!)

2008年04月03日

カッテージチーズ

PJの内臓を休ませるために、週1回程度、半日食事を抜くことにした。
食事を抜く前の日の晩ご飯は、カッテージチーズがいいということなので、手作りカッテージチーズに挑戦してみた。

高脂肪の牛乳を、表面に膜が張るくらいまで加熱(85〜90度)し、これを40〜45度くらいまで冷ましたところに、レモン汁とリンゴ酢を入れる。ゆっくり木べらでかき回すと脂肪とホエイが分離してくるので、ガーゼで漉して、気長に水分を抜くと出来あがる。

牛乳1リットルとレモン2個、リンゴ酢大さじ2〜3杯で、400グラム弱のカッテージチーズができた。これがPJの1回分である。

カッテージチーズはリンとカルシウムが8:1。
鴨の首や、鶏ガラ、手羽などで、カルシウムを十分与えているので、これだけの量のカッテージチーズを食べても、リンとカルシウムのバランスはそう簡単にはくずれないはずだが、ここが難しいところだ。

2007年11月28日

肉の味を知らないイヌたち



生まれてからこのかた、肉なんか食べたことのないイヌたちがいるかもしれないと思ったのは、こんなことがあったからだ。

知り合いの女性が家族の夕食に準備していたユッケを、愛犬が平らげてしまった。
彼女いわく、「生肉なんか食べて大丈夫なんでしょうか?」
 
話しを聞いてみたら、生肉はおろかドッグフード以外の食事は与えたことがないという。(う〜ん)

たしかにポチのおみやげの愛犬の食事に関するアンケートなんかでも、
約42%の飼い主が「ほとんど市販のドッグフード」だ。

いらぬお世話かもしれないが、
2番目の多数派である約30%の飼い主のように、時々「市販ドッグフード7~8割プラストッピング」
くらいのことはしていただけないだろうか?

市販のドッグフードは総合栄養食とかで、生涯これだけで大丈夫とお考えの飼い主が上記のように大多数を占める。
果たして、AAFCO(米国飼料検査官協会)のイヌの栄養要求量の基準を数値的に満たしていれば、それだけで良いんだろうか?

生食で食物酵素を摂ろう!などと声高にさけぶつもりはないけれど、せめてオオカミの子孫であるイヌたちに、時々、肉と名前のつくものを食べさせても罰は当たらないと思うよ。

■写真/馬のすね肉。撮影時は少しパーシャルだった。あとほんの少しで食べごろになる。

2007年11月24日

全食物の父・アルファルファ

知らなかったけど、アルファルファというのは、古代エジプトでは「全食物の父」として崇めたてまつられていたんだとか。

期待される健康面での効能には
1) 血液浄化・強壮
2) 体内浄化・脱臭
3) 消化促進・腸内浄化
4) 便秘改善・ダイエット
5) 尿酸中和
6) 利尿促進
7) 食欲増進
がうたわれており、頼もしいかぎりだ。

たしかに栄養素が豊富で、
多量のタンパク質のほか、微量ミネラル、ビタミンA、B1、B12、C、D、E、Kを含み、食物繊維、葉緑素もいっぱいだ。
イヌたちの関節炎に効くというのは、よく知られているところだ。シニア犬のサプリメントとしても良い。なにやら抗ガン作用のある物質も含まれてるそうで、良いことずくめなのだ。

ただ、何でもそうだけど摂りすぎは禁物で、多量のビタミンKが、ハインツ小体性貧血症を引き起こす可能性があるそうだ。くれぐれもご用心!

われわれがクッキーはもちろん、高速SAのどら弁ポチ、Wired Cafe等に置かせていただいてるPochi's Box Lunchといったイヌたちの弁当に付属するふりかけに使っているアルファルファの若葉の粉末は、オーストラリア産でオーガニック認定されたものだ。

独特の青臭さというか干し草のにおいがするので、イヌたちの反応を心配したけれど、まったく問題なし。中にはこのにおいにヨダレを流すモニター犬もいたくらいだ。

豊富な栄養素の相互作用で、精神的な活力まで期待できるとか。
さすが「全食物の父」だ。

2007年11月18日

フランス鴨の一日

いつもは1月ごろなのが、今シーズンはもう連絡があって、鴨ネックの第1弾を引き取りに行ってきた。

PJの好きなこの鴨ネックは、フランス鴨の首の部分で、カモ首またはカモつると言う人もいる。冷凍しておいたものを解凍して、生で食べさせる。

比較するものがないので分かりづらいが、フランス鴨の大きさは合鴨の2倍ほどある。(上の写真)
ホルスタインのような白黒パターンとかグレーとかもいたらしいが、ここの飼育場では今、ほとんどが白だ。目は淡いブルーで、唯一フランスっぽい?ところ。
鼻のコブが目立つのがオスで、メスより少し大きい。お互いに商品(カモ肉)を傷つけないように上のくちばしはヒヨコのころ、先端でカットされる。

トウモロコシのバイオエタノールへの需要転換や国際的な干魃の影響で、フランス鴨経営も採算が合わなくなってきたんだとか。実にボーダレスな話だ。

12月下旬の再訪を約束してカモたちに別れを告げた。そういえば、われわれの見学中、彼らは終始無言だった。フランス鴨は余程のことがない限り鳴かないのだろうか。聞きそびれた。

預けている冷凍倉庫で新旧入れ替えて、出庫した古い鴨ネックを黒ラブ飼いの友人2人に届け終えるころには、日もとっぷり暮れて一日がかりの仕事が終了した。

2007年10月23日

愛犬専用の玄米パン

苦節1年半。(笑) 犬たちのための玄米パンが完成した。
プロトタイプは、この夏ごろに出来ていたのだが、賞味期限が短かく、販売的にはやや難があった。
(今度は6カ月以上もつ)

このパンの主原料は国内産玄米粉で、パン用酵母を使用しながら塩や砂糖を使わずに焼き上げた画期的なパンとなった。というのも、小麦、塩、砂糖を使わずにパンをコントロールするというのは至難の業なのだ。

米に比べ、玄米は炭水化物やカロリーが少なく、主にビタミンB、ミネラル、食物繊維が豊富で、栄養バランスに優れているが、不足成分もあるので、このパンにはやぎミルク(ゴートミルク)や卵殻などを加えている。

手作り食の際に、肉や野菜といっしょにこのパンを加えるだけで、愛犬に喜ばれるフードが出来あがる。ただし、愛犬用弁当のように1食分の商品/食事として販売する場合は、フィチン酸を考慮しミネラル補給のために“ふりかけ”を添付している。

2007年10月15日

クリッカーのごほうび/牛レバージャーキー

ジャーキーの製造第2弾。本日は牛レバー。

きのうのビーフジャーキーは、約18時間の乾燥。今回の牛レバーは半生を狙ったので13時間の乾燥。
表面がカラカラで内部が半生の、べとつかず手が汚れないジャーキーに仕上がった。

ビーフジャーキーより食いつきもよく、屋外のヒールのセッションではこちらに注意を払いながら楽しそうに歩いてくれる。
完成度も高く、乾燥重量100グラムあたり250円の材料費なので申し分なし。

ただし、製造中のにおいがかなりきついのが欠点。
もうひとつ。水分含有率が高いので、保存は冷蔵。(ウ〜ン)

2007年09月30日

心配無用の鶏の手羽

オーストラリアの獣医師、イアン・ビリングハーストは、犬たちの食事に「骨と生の食べものを!」という“BARF教”の教祖です。その教祖様は、生肉のうち8割は手羽がいいといっています。
手羽なら、新鮮なものを比較的入手しやく、手軽で、安価です。

必須アミノ酸が含まれてるとか、リンとカルシウムのバランスがいいとか、歯がきれいになるとか、実は、手羽は犬たちにとっていいことずくめなのです。

個人的には、食べてる時に骨を噛みくだくおいしそうな音が好きです。ほんとうにおいしそうな音がして、やっぱ犬たちには「肉付き骨」だよねと、実感します。

鶏の骨は危ないんじゃないの?という方もいますが、それは加熱した場合のこと。生の手羽の骨は柔らかいうえに、骨が皮に包まれてるので全然問題はありません。
ただし、最初のうちは食べ終わるまで監視した方がいいかも。
小型犬なら手羽先がいいかも知れません。

サルモネラ菌なども、健康な犬であればご心配は無用のようです。
管理人は当初、アップル・サイダー・ビネガーに浸して与えていましたが、最近はそのまま与えています。

人様用の新鮮な手羽が手に入ったら、ぜひワンちゃんにもお裾分けを…。

2007年09月26日

鴨首肉・通称鴨ネック

KamoNeckJPG.jpg

鴨首肉というタイトルですが、実際は鴨首骨です。さっき長さを測ったら20cm、重さを量ったら170gでした。

PJには3分の1にカットしたものを特大のコングに無理矢理つっこんで、毎日与えてましたが、コングから引きずり出す時に前歯を酷使するため歯並びが悪くなってきたのに気づき、コングはやめてカットしないで3日に1回、1本あげています。

PJはこの鴨ネック(たぶん軟骨)を、半分ほどバリバリと奥歯で噛み砕いたかと思うと、残りはほとんど噛まずに一気に飲み込むように食べてしまいます。鶏の手羽もそんな食べ方をします。それでもきちんと消化できる犬たちのおなかの構造ってどうなってんですかね? そのくせ草なんか食べたら消化しないで出てきたりして。人間とは消化酵素が違うとはいうものの、硬い骨がOKでやわらかい草はNG。何とも不思議。

ちなみにこの鴨は、バルバリー種というフランス鴨です。毎年1月に出荷するため、急速冷凍したものをこの時期にまとめて仕入れ、業者の冷凍庫に預けたものを小出しして与えています。

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